「昔は、狭い平屋に子供がたくさんいてもみんな綺麗に住んでいたわよ」
とご近所の母世代のお花好きのマダムが立ち話で教えてくれました。

そういえば、実家の隣にあった祖父母の家は、平屋で6畳の和室二間と子供が入っちゃいけない4畳半ほどの客間だけ。
洗面所も脱衣所も無い小さな家でしたが、どんな時も凛とする気持ちのいい空気が流れていました。

子供が立ち入り禁止の客間には油絵が飾ってあり、えんじ色のベルベッドのソファー、テーブルには白いレースの上に灰皿が置いてあって、子供の頃の私にはお金持ちの家しかない灰皿だわ!とキラキラ輝いて見えました(笑)。
 
台所は洗面所も兼ねていて、とても狭いのですが祖父母の家はどこも本当に清潔で綺麗でした。 

今思出してみるととっても狭いので、
「家族5人で子供の頃にどうやって寝てたの?」
と母に聞いたみたところ、和室の一つに祖父母、娘三人は6畳間に布団を敷き詰め寝ていたそうです。

朝の台所は大忙しで、朝起きると一斉にみんなで布団を押し入れにしまい、顔を洗い、歯を磨き、立てかけておいた座卓を広げ朝ごはんだったそうです。
洋服は各自少なくて、洋服ダンス2つに家族四人分の衣類が入るだけだったそう。

私も小学4年のときに祖父母宅の隣に引っ越してきてからは、祖母とおしゃべりしに祖母宅に行くのが楽しみでした。
行ったきり私が帰って来ないので
「宿題終わったの?ピアノ練習したの?」
と母には怒られましたけどね(笑)。

居心地の良い祖母の家は、昼間はとても日当たりが良く冬でもあたたかくて、柱時計がボーンボーンと鳴り、お線香の香りがしていました。

行くと祖母は必ず新しいお茶の葉に入れ替えてくれ、美味しいお茶を淹れてくれました。
寒い季節は、ストーブの上でよくお餅を焼いてくれました。
砂糖醤油かバター醤油が好きでしたねー。
 
祖母の誕生日にはいつもお饅頭を買うのが私からの恒例プレゼントで、一緒に食べようと持っていくと必ずお仏壇に備えてからいただくねと言う祖母でした。
なんでもお仏壇優先。チーンと鳴らす。

今の私、全然真似できていません。
お正月でさえ先にお供えせず食べ始めて気づく始末。
義父母さん悪嫁でごめんなさいです(汗)。


祖母が亡くなってから2、3年は認知症になった晩年の祖母しか思い出せませんでしたが、今は元気な頃の温かい記憶がひょっこりやってくることがあります。
 
もうその小さな家はありませんが、キンモクセイのいい香りがしてくると、祖母の家の庭で落ち葉を集めて焚き火をして焼き芋をしたことなど楽しいことをたくさん思い出しますね〜。
今なら消防車がやってきそうですけどね(笑)。

この木は祖母宅にあった小さな苗木を植木鉢に植え替えた月桂樹です。
IMG_4967

あの頃にブログがあったら写真とともに季節の花々や祖母の好きだったすずらんの花も鮮明に残せたのになぁ〜。。。

当たり前の小さな暮らしが幸せな事だと気づくのは、手に届かなくなった頃なのですね。
毎日を大切にしなきゃ。です。

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