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目の前のことを、全力で吸収したい

モノに思いを乗せて様々なモノが手放せない。

誕生日に行ったレストランのメニューカード、

エッフェル塔のパンフレット、

ハワイで買ったお土産袋などなど。

新婚旅行に行くときにお母さんに作ってもらった

30年前のワンピース、旅行に使った重たいスーツケースも

古くて使わないけど捨てられないという人も、

過去のLINEレッスン生さまにはおられました。

私も、子供達からもらった手紙などは、

小さな棺桶ボックスに入れて、最後の時に一緒に持っていきますが、

残しているものはそれぐらいですね。


「石阪さんは、どうしてモノに思いをのせないんでしょう？」

と先日ある生徒さんに聞かれたのですが

モノは、時間と同じように、人生の場面ごとに流れて過ぎていくから

色褪せず心に残ると思っているからだと思います。

と答えました。

そして、私は記憶力が良くないので、

出来事は、頭じゃなくて、心で覚えています。

思い出よりも、リアルに今、目の前の楽しい事を

記憶の扉を全開にして吸収するぞ！的な感覚です。

モノに頼らず心にギュッとしっかり焼きつけておく、

この方法だと、涙が出るほど幸せな気持ちも

思い出すことが出来るんですよ。

モノを介して出来事を思い出せば、

例えば、書かれた場所や時間、金額なども明確になるでしょう。

でも私は、そんなことは、必要ないなあ。
と思います。

それよりもその場所に、誰と、どんな空気感で、

どんな色でどんな動きで

心がどう感じたのかが重要で、

それを映像としてとっておきたいんです。

エッフェル塔のチケットは捨てちゃったけど、

エッフェル塔の下を歩いたときの、お天気も冷たい風も、落ち葉がフカフカしてた感じとか

そして、夫が

「エッフェル塔って茶色かったんやなあ〜」

と言って笑ったこともしっかり覚えています。笑

片づけレッスンのやり取りもそうですね。

皆さんとLINEのおしゃべりも、心が記憶しているから

昔からの生徒さんに、

「押入れから出てきた、昔の彼からのラブレターまだ置いてあるの？」

と聞いて

「きゃー！京子先生！そんなことよく覚えてますね！」

なんて言われるんですね。

だって心がキュンとした出来事ですからね。

FP試験を今月受験するのですが、

記憶力がダメダメで受かる気がしませんけどね。笑

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