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今日は、「人の信用をはかる物差しは、残念ながら“ある”」というお話をさせてください。

ちょっと切ない言葉ですが、不動産業を営む中で何度も実感してきたことなんです。

仕事の信頼関係も、家族との信頼も、そして人生に大きく関わる住宅ローンのような審査でさえ、目には見えない「信用」という軸で判断されていることがあるんですよね。

「住宅ローンで見られる“信用”って何？と思う方もおられるかも知れませんね。

マイホームを購入したいと思ったとき、多くの人が通るのが「住宅ローンの審査」。  

このときにチェックされるのが、「個人信用情報」です。

たとえば、こんな点が見られます。

- 支払いの遅れや未納がないか  

- カードローンの利用状況  

- 借入れの残高や返済履歴  

これらはすべて、その人がこれまでお金とどう向き合ってきたかの記録です。

「借りたお金をきちんと返す責任感があるかどうか」  

その姿勢が、信用という形で見られているんですね。

そして実は、お金の返済状況には、暮らしぶりそのものがにじみ出るとも言われています。

「暮らしを整える」というのは、ただおうちをきれいにすることではありません。

- 必要な書類がすぐに出せる  

- 支払いの管理ができている  

- 約束の時間や予定を守れる  

こうした日常の小さな積み重ねが、「この人なら安心してお金を貸せる」という信用につながります。とはいえ、人間ですからね。

うっかり忘れてしまったり、体調や心のバランスを崩して、間違いや失敗をしてしまうことだってありますよね。

私自身も、不動産業を始める前までは、住宅ローンの審査のことを、よくわかっていませんでした。  クレジットカードの1万円程度の滞納でも、ブラックリストに載ってしまい、融資がうけられなくてマイホームを購入出来なかった方がおられました。このように過去のお金の履歴が把握されてるんですよね。

「もしかして私もやってしまったかも…」

と心当たりのある方は、今すぐ、家の中の一枚紙までしっかりと片づけて、お金の流れを整えていきましょうね。

そうすれば、たとえ一度ついてしまった“信用のキズ”も、5年～10年かけて回復することができます。

暮らしが整えば、今やるべきことの最も重要なことが何なのかがわかるようになるので、どんなに忙しくても、体調が悪くても、信用を失うような金銭面での失敗を回避することができます。

暮らしを整えることは、自分の信用を立て直す第一歩という観点から考えれば散らかってても気にしないなんて言っていられないですね。

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