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昨日の読売新聞朝刊「セカンドステージ」のコーナーで、LINEレッスン生高木さんのご実家の片づけが紹介されました。

親御さんが元気なうちに、家族で思い出を振り返りながら、暮らしを整える「実家片づけ」。
この記事では、高木さんご家族のあたたかな取り組みが丁寧に紹介されています。

高木さんは、ご自宅の片づけを終えられたあと、千葉県にあるご実家の暮らしが気がかりになったそうです。

モノが多く、家事がしづらそうな高齢のご両親の様子を見て、
「今のうちに、少しずつ整えていきたい」と思うようになり、実家の片づけをスタートされました。

まず行ったのは、両親の了承を得ること。
そして、大阪に住む妹さんと、東京に住む弟さんに、自分が中心となって進めることを伝え、理解を得られました。

離れて暮らすきょうだい間では、LINEで進捗を共有しながら
情報をオープンに伝え合い、協力体制を作ることに。家族といえどもモノの価値観はそれぞれ違うので、この“共有の仕組み”はとても大切なんです。

「あれ捨てちゃったの！？ 欲しいと思ってたのに！」
そんな些細なトラブルでもめたくないですものね。

最初に取り組まれたのは、子ども部屋。
使われていなかった二段ベッドを撤去し、
モノの仕分けスペースを確保しました。

この二段ベッドは、ご両親も以前から撤去してほしいと
思っておられたそうです。
元・子ども部屋のモノが片づいたことで、
両親が大切にしている思い出の品を
安心して保管できる場所を作ることができました。

次に整えたのは、毎日使うキッチン。
高齢のご両親が安全に動けるように工夫を重ね、家事のしやすさと安心感を両立されたそうです。

同じ記事では、三重県にお住まいの
LINEレッスン卒業生・栗田さんにも取材が行われました。

栗田さんの実家片づけでは、片づけを終えた後、お父様が急逝されたんです。
親とのお別れは、いつ訪れるかわからない予期せぬことですが、
「片づけを通して久しぶりに両親とゆっくり話ができたことが、かけがえのない時間になった」と語っておられました。

不要な家具が減り、安全面も向上。
「親のためでもあるけれど、何より自分のため」と話す栗田さんの言葉に、
多くの方が共感されるのではないでしょうか。

親が元気なうちに実家を片づけることは現実的なお金の心配を払拭し、家族の思い出や絆を再確認できるという大きなメリットがあります。

親が元気なうちにこそできる、心の準備でもあると感じます。

そして、今回担当してくださった記者の方も、
「私も介護休暇を取ろうと思っていて、
実家片づけを実践してみたい」と話してくださいました。

取材を通して片づけの本当の意味を受け取ってくださったことが、とても嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。

「終活」ではなく、「これからをよりよく生きるための実家片づけ」。
親と子が向き合い、思い出を大切にしながら暮らしを整えることで、
家族の絆は、より深まっていくのだと思います。

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