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「いつか使うから」「高かったから」と、大切に食器棚の奥や押し入れに眠らせているブランド食器はありませんか?

先日、片づけレッスンの現場で、ブランドの高級食器が大量に出てきました。

キッチンをご家族みんなが使いやすくするために、これらの食器を整理することになり、買取業者さんに見てもらうことに。

「これは嫁入り道具のマイセンだから」

「セットで揃えたウェッジウッドだし、結構いい値段がつくはず」

そんなふうに期待していたのですが、提示された査定金額は驚くほど低くて…。

業者さんからは、

「中古市場では、「箱入り未使用」以外は、いまの時代は需要が少ないんです」

と説明を受けました。

かつて数万円したセットが、査定に出すと数千円、時には数百円……。

「えっ、あんなに高かったのに、たったこれだけ?」

ちょっと切ない現実ですよね。

実は今、日本中で団塊世代やその親世代が、生前整理や遺品整理を始めたことで、リサイクルショップやフリマアプリには同じような高級食器がどんどん流れてきているそうです。

つまり、食器は供給過多。

さらに若い世代は、レンジOKで軽くて割れにくいものや、食洗機で気兼ねなく洗える食器を選ぶ傾向があります。また特にコロナ以降人が使った食器に抵抗がある人も多いようです。

華やかなブランド食器は、今の暮らしのスタイルや感覚と合いにくいこともありますよね。

実際、そのお宅でも普段使いは「食洗機でガンガン洗える食器」「レンジOKの食器」が中心で、ブランド食器はほとんど使われていませんでした。

買取業者さんを調べてみると、売れなかった場合の処分に費用がかかることもあり、そもそも食器を取り扱っていないところも多いようです。

ですので手放す方法としては、

メルカリなどのフリマで地道に売るか、

高級ブランド以外の食器は、処分費をかけるくらいならジモティーなどでまとめて譲る、という選択肢になりました。

以前は高価だった着物が、今は需要が減って値がつきにくくなったように、

ブランド食器も時代とともに価値が変わってきたんですね。

そう考えると、「来客用だから」と分けてしまい込むより、普段からどんどん使って楽しむ方がいいと私は思います。

高かったから割れたらもったいない!と食器棚のこやしにしている間に、金銭的価値が下がっていくくらいなら、普段使いにランクアップさせて、綺麗な食器に料理を盛りつけて、日常のご飯を「ちょっとハレの日」にして味わう。

そんな暮らしの方が、きっと気持ちも満たされるのではないでしょうか。
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