モノを買う時、私たちは
「それがある便利な生活」を想像してワクワクしますよね。
でも、実は買う前に必ずセットで考えておかなければならないことがあります。
それは、そのモノを手放す時の「出口」の話です。
このゴールデンウィーク、片づけに挑んだLINEレッスン生Aさまから、こんな切実なご相談がありました。
寝起きが大変になってきたお母様の介護のために、居間に介護ベッドを置くことになったAさま。
でも、居間にははかつて奮発して買った大きなマッサージチェアが鎮座していました。
これを撤去しない限り、ベッドを置くスペースがありません。
地域の粗大ゴミ収集を確認すると、処分費用は1000円程度と、とても安価です。
でも、そこには「大きな壁」がありました。
「家の外までは、自分で出しておかなければならない」ということなんです。
家の中に入れる時は、男性の配送業者さんが2人がかりで丁寧に設置してくれました。
でも、出す時は自分たちの力で玄関先まで運ばなければなりません。
非力な女性では2人がかりでもビクともしない重量物は、結局、家の中から運び出してくれる不用品回収業者さんに、数万円という高い費用を払って依頼するしかなくなってしまうんですよね。
家に入れるのは簡単でも、出すに出せない。この「出口のシミュレーション」がいかに重要かを痛感する出来事でした。
重い家具と同じように、実は「出口」が極めて狭くて困るモノがもう一つあります。
それが、ガーデニングなどで使う「土や砂」です。
「自然のものだから、いらなくなったらその辺の公園の植え込みに……」なんて、
つい考えてしまいそうになりますが、実はこれ、やってはいけないことなんです。
たとえ自然の土であっても、公共の場所や他人の土地に置くことはルール違反。
「自然に返す」という感覚でも、受け取る側からすれば困った「放置」になってしまいます。
実は多くの自治体で、土や砂は「ゴミ」として回収してくれません。
マンションなどでは、一度家に入れてしまうと、手放したいと思っても「捨てる場所がどこにもない」という事態に陥りやすいんです。
「少しだけだから」と思っても、いざ処分しようとすると専門の業者さんを探さなければならなかったり、重い思いをして運ばなければならなかったりと、想像以上に手間もお金もかかってしまいます。
マッサージチェアのような
「物理的に重いモノ」も、土のような「捨て方のルールが特殊なモノ」も、入れた後のことまで考えておかないと、後で自分や家族が本当に苦労することになってしまいます。
モノを家に入れる際は、
「これ、もし手放す時は自分たちで動かせるかな?」
「もし不要になったら、どうやってさよならすればいいんだろう?」
と、一度立ち止まって考えてみてくださいね。
「出口」までしっかりイメージできていれば、手放す時までそのモノを大切に、そして気持ちよく使い切ることができますよ。
最後まで責任を持って寄り添えるモノだけに囲まれて、スッキリと安心な暮らしを作っていきましょうね!
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